■元電通マン【藤沢涼】の挑戦

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残業時間上限「100時間」が「画期的」の愚

2017年03月19日

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政府が導入を検討する「残業時間上限規制」は、

100時間を基準とすることで決着し、

安倍首相は、これを「画期的」と評価しました。

 

もう、国に「働き方改革」など任せられないですね。

 

過労死の基準が80時間であるのに、

100時間を容認してしまったら、

過労死が合法的に認められたようなものです。

 

さらに、現行の制度では、

休日の残業はカウントされないのです。

 

「企業は、国民の命を奪って良い」

 

と、国が認めてしまったことと

「同義」と言っても過言ではありません。

 

国も、会社も、

人の命を犠牲にした成長しか描けないのならば、

私達は何にも依存せずに、自分の力だけで

強く生きていく道を創っていくしかないのです。

 

そもそも、労働基準法に45時間制限があるのですから、

36協定など撤廃して、45時間以上残業させる会社に

重罰を与えていくくらいのことをしなければ、

「働き方」など、何も変わらないでしょう。

 

パーキンソンの法則「第1法則」にある通り、

 

「仕事の量は、完成のために与えられた時間を

 すべて満たすまで膨張する」

 

のですから、自明のことです。

また、そもそも、「労働時間」だけに

焦点が当たっていることが問題です。

 

昨年の電通問題の際に再三指摘しましたが、

パワハラ・セクハラという異常な縦社会の風土が、

日本企業に色濃く残っていることにこそ、

メスを入れていかなければいけません。

 

東芝の問題も、下が上に何も言えない風土が、

不正会計等につながったという指摘と同じです。

 

このような歪な上下関係を破壊しないと、

働く環境は全く改善されないでしょう。

 

まあ、多くの識者が言う通り、

このままでは、「会社」というものの存在自体が、

近いうちに危ぶまれるのは間違いありません。

 

旅行中にネガティブな情報に接したくなかったので、

この報道は見て見ぬ振りをしていましたが、

帰京後に改めて、この報道や周辺情報を確認して、

あまりにも酷いと感じています。

 

電通の後輩、高橋まつりさんのお母様のコメントを、

ここに引用します。

 

 月100時間働けば経済成長すると思っているとしたら、

 大きな間違いです。

 

 人間は、コンピューターでもロボットでも

 マシーンでもありません。

 

 長時間働くと、疲れて能率も悪くなり、

 健康をそこない、ついには命まで奪われるのです。

 

 人間のいのちと健康にかかわるルールに、

 このような特例が認められていいはずがありません。

 

 繁忙期であれば、命を落としてもよいのでしょうか。

 

 命を落としたら、

 お金を出せばよいとでもいうのでしょうか。

 

 娘のように仕事が原因で亡くなった多くの人たちがいます。

 

 死んでからでは取り返しがつかないのです。

 

私は、国や会社を変えていこうとする、

彼女の活動を心から応援しつつ、

国や会社に頼らない強い生き方を

自ら、啓蒙し続けていきたいと思います。

  

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電通、SMAP、ジョージ・マイケル…

2016年12月27日

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昨年のクリスマス当日に、

電通の後輩社員が自死を選んだ悲劇を受け、

今年のクリスマスは、とても複雑な心境でした。

 

家族と穏やかな時間を過ごしながらも、

ふと彼女のことを思い浮かべては、

悲しい気持ちを抱えていました。

 

 

亡くなった彼女のお母様の手記は、

このような言葉で始まっていました。

 

「去年の1225日、

 クリスマス・イルミネーションできらきらしている

 東京の街を走って、警察署へ向かいました。

 

 嘘であってほしいと思いながら・・・。」

 

彼女の死が、日本の働き方を

変えるきっかけになっていることは

間違いありません。

 

しかし、生きて社会に貢献したいと願った

彼女の気持ちを考えると、彼女も、お母様も、

本当に悔しいでしょう。

 

そして、抜本的な改革が期待される電通は、まだまだ、

明確な方針を打ち出したとは言い難い状況です。

 

私は、彼女のお母様の思いを見て、完全に同意でしたので、

原文のまま、引用させていただきます。

 

「会社は、夜10時以降消灯をしているとのことですが、

 決して見せかけではなく、本当の改革、

 労働環境の改革を実行してもらいたいと思います。

 

 形のうえで制度をつくっても、人間の心が変わらなければ

 改革は実行できません。

 

 会社の役員や管理職の方々は、

 まつりの死に対して、心から反省をして、

 二度と犠牲者が出ないよう、決意していただきたいと思います。

 

 そして社員全ての人が、

 伝統を重んじることに囚われることなく、

 改善に向かって欲しいと思います。

 

 日本の働く人全ての人の意識が変わって欲しいと思います。」

 

あまりにも古いピラミッド型組織、

 

パワハラ・セクハラが横行する社内風土、

 

社員の命である「時間」を軽視する経営、、、

 

すべてをゼロから見直して、働き方を再生するべきです。

 

クリスマスには、もう一つ、悲しいことがありました。

 

クリスマスの定番ソング「ラストクリスマス」を

作詞・作曲し歌ったジョージ・マイケルが、

クリスマス当日に亡くなってしまいました。

 

また、昨夜は、想像より呆気なく、

日本のエンターテイメントを20年間も彩ってきた

SMAP×SMAP」が終了し、寂しさを抱く年末です。

 

このような世相を受け、例年より一層、自分自身を見つめ直し、

来年以降の生き方を定める年の瀬にしたいと思います。

 

追伸;

 

1/22のワークショップは、満員御礼となりました。

お申込みいただいた皆様、誠にありがとうございます。

 

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週刊文春「電通の真実」激震ドキュメント

2016年12月15日

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ベッキーの不倫報道などスクープを連発し、

2016年の多くの話題を放ってきた週刊文春が、

「電通の真実」を報じています。

 

 

 

1.電通社員にライターで焼かれた女子大生

 

2.労基署に行けば解雇と通告された契約社員

 

3.ライザップへ3億円恐喝未遂で懲戒解雇の元社員

 

4.森喜朗に400万円献金、東京五輪をめぐる蜜月

 

今回の記事化にあたり、私も週刊文春の記者さんから

複数回、ご取材いただきました。

 

そして、彼らがこれだけのスクープを出せる勝因を

目の前で見せていただきました。

 

文春の記者さんは、「1行の裏取り」のために、

莫大な時間とお金を掛けるというポリシーで挑みます。

 

その過程では、取材に掛けた時間やお金が

全くの無駄になることも、当然、多くあるそうです。

 

しかしながら、たとえそうなったとしても、

「疑わしきは罰せず」という精神で挑み、

明らかに「黒」であると確定したことだけを

記事にしています。

 

また、お金目的のタレコミは相手にせず、

自らの足で掴んだ情報だけを報じているのです。

 

社員手帳から「鬼十則」を削除するなど、

表向きには、少しずつ変化を見せている電通。

 

ところが、これだけ社会で問題視される中で、

女子大生の腕をライターで焼く社員がいるなど、

言語道断でしょう。(この事件は報道過熱後)

 

文春の記者さんは、こうおっしゃっていました。

 

「今回、取材を進める中で、

 驚くべき電通の実態が明らかになりました。

 1度徹底的に糾弾し、改革を促さなければ、

 電通も日本も変わらないでしょうね。」

 

私も、「長時間労働」だけではなく、

パワハラ、セクハラなどが横行する

電通社内の悪しき文化を変えなければ、

何も変わらないと訴え続けてきました。

 

ですから、今回の記事で指摘されたように、

電通の中に眠る異常な体質を早急に変えることが

極めて重要だと考えています。

 

また、昨今の電通の問題に対しては、

 

「電通をスケープゴートにするな」

 

という声も大きくなってきましたが、

私は、罪を犯した人や組織は糾弾されて当然であり、

その原因や改善策を社会で考え、

当事者以外の個人や組織の「教訓」へと昇華することが

社会を変えることにつながると考えています。

 

そして、記事の中でも触れられている通り、

「クライアントの何でも屋」である電通の問題は、

仕事を与えるクライアント側にも元凶があるのではないか、

という視点も含めて、引き続き、考察すべきだと思います。

 

インターネット広告の不正請求という詐欺事件の詳細、

強制捜査の結論が発表されるであろう年末年始、

電通が社会にどう発信し、どう変化していくのか、

私自身も古巣の言動を見つめて考察した上で、

あなたの考える機会にもしていただきたいと願っています。

 

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弟の誕生日お祝いと「テレビ局」の変化

2016年12月13日

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テレビ局で忙しく働く弟の36回目の誕生日を、

両親と私達家族が集ってお祝いしました。

 

 

身長が190cm以上で体格の良い弟のことを、

息子はずっと怖がって避けていたのですが、

実は温厚で優しいことに気付き、最近急に、

大好きになったと言います。

 

「ギャップ」というものが、

人の心を掴むことを改めて感じながら、

「パパより好き」と弟に甘えている息子を見て、

嫉妬する今日この頃です。w

 

さて、電通が社会的に糾弾されている中、

その影響は確実に、マスコミにも与えられています。

 

弟が勤めるテレビ局でも、長時間残業が問題視され、

効率の良い働き方を全社で考えているようです。

 

「寝ないで働く」のが当たり前だったテレビの世界も、

急激に改善していく過程にあると言います。

 

ただ、さらなる課題は、下請け会社にあります。

 

テレビ局が労働効率を上げるにあたり、

どうしても、制作会社にそのしわ寄せがいきます。

 

ただでさえ、安い給料で長時間労働を強いられていた中、

その環境が悪化していく傾向にあるために

辞めていくAD(アシスタントディレクター)が

後を絶たないようです。

 

どんな業界でも同じような問題が起こり得るので、

私達は、自社だけではなく、

関係各社全体で働き方を見直せるように、

意識改革しなければいけませんね。

 

また、社会の中では、「長時間労働」ばかりが

注目されていますが、そのことよりも、

「パワハラ」「セクハラ」が横行する会社の風土を

もっと問題視すべきだという点でも、

弟と見解が一致しました。

 

テレビ局においても、精神的に追い込まれてしまう人は、

上司との関係性に悩んでいるケースが大半です。

 

どれだけ長時間労働が続いても、

本人が主体的に取り組んでいれば、

それほど、大きな苦にはなりません。

 

働きたいから働いているという状態なので、

読書やゲームに夢中になっているのと変わらず、

精神的な苦痛とは無縁なのです。

 

一方で、誰かに何かを強制させられ、

さらに、自己尊厳を破壊されるという苦痛は、

心と身体をどんどん蝕んでいきます。

 

私も、弟も、過去にそのような経験があり、

それでも自分は後輩に同じようなことをしないという

生き方・働き方を貫いてきたので、引き続き、

自分達ができることを続けていこうと誓い合いました。

 

私は、会社を離れて、外から。

 

弟は、会社の中に残り、社内から。

 

マスコミ業界を引っ張るそれぞれの会社の

「あり方」を少しでも変えて、

その改革を日本社会全体に拡げられるよう、

努力を続けていきたいと思います。

 

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電通「鬼十則」社員手帳掲載中止検討へ

2016年11月18日

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電通は、この度の過労自殺問題を受け、

4代社長の吉田秀雄氏の遺訓であり、

電通社員の労働規範である「鬼十則」について、

社員手帳への掲載中止を検討しています。

 

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私は、自らの媒体での発信だけではなく、

新聞、雑誌、テレビの取材に対しても、ずっと、

「鬼十則を廃止すべき」と言い続けてきました。

 

やっと、巨艦・電通が動いたことになりますが、

このスピードの遅さと、まだ「検討」と言っている

決断力の無さに関しては、非常に残念に思います。

 

ここで改めて、鬼十則とはどのようなものなのか、

ご紹介させていただきます。

 

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。

 

2.仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、

 受け身でやるものではない。

 

3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事は己れを小さくする。

 

4.難しい仕事を狙え、

 そしてそれを成し遂げるところに進歩がある。

 

5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは

 

6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、

 永い間に天地のひらきができる。

 

7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、

 そして正しい努力と希望が生まれる。

 

8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、

 そして厚味すらがない。

 

9.頭は常に全回転、八方に気を配って、

 一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。

 

10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、

 でないと君は卑屈未練になる。

 

私自身は、この鬼十則を部分的に評価しています。

 

なぜなら、この「魂」があったからこそ、

電通の発展があった訳ですし、日本の高度経済成長も、

このような命を削った努力の上で成り立ってきたことは

疑いようの無い事実だからです。

 

そして、私が起業してから、

現在のような「自由」と「富」を手にできたのも、

鬼十則から学んだ哲学が寄与しているのは間違いありません。

 

しかしながら、経済が右肩下がりで

将来の不安ばかりが叫ばれる現代において、

過去の栄光のままに新入社員を洗脳しようとするのは

時代錯誤も甚だしいと言えます。

 

特に、ご遺族も問題視している、

5の「殺されても放すな」に関しては、

この言葉が1人歩きしたことによって、

今回の悲劇が起こってしまったと言っても

過言では無いでしょう。

 

鬼十則を残した第4代社長の吉田秀雄氏は、

「睡眠はしっかりとれ」と言っています。

 

しかし、その「行間」を伝えられるような上司が、

電通の中間層にはいなくなってしまった。

 

そのような中で、軍隊的な悪しき文化だけが残り、

鬼十則の表面的な言葉でエスカレートしていって、

長時間労働、パワハラ、セクハラにつながっているのです。

 

鬼十則は、経営者にとっては、

現在も重宝される部分があるでしょうが、

現代の労働者には、強制できるものでは無いでしょう。

 

国民の声の中には、

 

「電通は早く倒産しろ」

 

「経営陣を全員逮捕しろ」

 

このような声が多くなっています。

 

しかし私は、それが直接的な解決策になるとは思いません。

 

 最も強い者が生き残るのではなく、

 最も賢い者が生き延びるのでもない。

 唯一生き残るのは、変化できる者である。

 

電通は今こそ、この言葉を噛みしめて、

変化する恐怖を乗り越えなければいけない。

 

これまでの成功を捨てて、

ゼロから、新たな道を創造していくべきです。

 

そして、その姿が、日本社会をも変えていく。

 

そんな未来を願い、石井社長の言動に期待しています。

 

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「電通に気をつけろ!」ZAITENに藤沢涼掲載

2016年11月01日

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電通関連の新聞・雑誌記事に連日、私の声を

大きく取り上げていただいていますが、

本日発売のZAITENでは、全18ページの

「電通に気をつけろ!」特集の中で3ページ、

私の取材記事を掲載していただいています。

 

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 時代遅れ「フィクサー企業」の成れの果て

 

と題された通り、

電通を厳しく糾弾する内容で、

そのブランドイメージが短期間で

漆黒に染まった悲劇を描いています。

 

まさに、

 

驕る平家は久しからず」

 

であり、記事にも書かれているように、

近いうちの社長交代や

大幅な役員刷新が想定されます。

 

もちろん、経営陣のメンバーを変えるだけで、

会社の根本的な文化が変わる訳ではありません。

 

電通は、可及的速やかに古過ぎる体質から脱却し、

抜本的な労働生産性向上策を講じ、

頑張っている社員の心と命を

しっかり守っていかなければいけません。

 

私が勤めていた頃は、

1日中パソコンゲーム「ソリティア」で遊び、

何も成果を出さずに高給を貪る年配の社員が、

社内に無数にいました。

 

所謂、「ソリティア廃人」です。

 

そのような社員は、定時を過ぎると

思い出したように業務を始めて、

しっかり残業をつけて帰っていきます。

 

時間給がかなり高いので、

少しずつでも残業を積み上げることで、

超高給が実現するのです。

 

元同僚からの情報によると、

このような無能な高給取り社員は、

現在も、社内で生き延び続けています。

 

自主的な早期退職策は度々実施されていますが、

次のキャリアを築く意欲・能力が無い社員は、

社内に留まっているのが実情です。

 

かつては2000万円を超えていた年収も、

現在は1500万円程度まで下がっているようですが、

それでも、会社にとっては無駄でしかありません。

 

若い社員にとっても、

ソリティア廃人が高給を取り続ける環境が、

モチベーション低下につながっています。

 

つまり、セクハラ・パワハラなどの

悪しき文化を徹底的に撲滅し、

無能な高給取り社員を排除した上で、

優秀で努力する若い社員を増員したり、

待遇改善していくことが急務でしょう。

 

そうしないと、若い社員へのしわ寄せが続き、

また次の犠牲が出てしまいます。

 

そして、電通が抱えるもう一つの爆弾は、

9月に発覚した不正請求の全容が、

年内に明らかにされることです。

 

電通の「詐欺」事件が決定的になれば、

電通がさらなる窮地に追い込まれるのは必至です。

 

この社会的な大問題に対して、

私はメディアの方と協力し合い、行動し続けます。

 

ご意見、ご感想、シェアなど、

あなたにも行動していただけたら、大変嬉しく思います。

 

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連載「過労社会 電通ショック」へ寄稿

2016年10月29日

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本日発行の東京新聞・中日新聞にて始まった

連載「過労社会 電通ショック」において、

私の見解を寄稿させていただいています。

 

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10月7日の夜、電通の過労自殺を知ってから、

実は、私は毎晩のように、悪夢を見ます。

 

「あのときの俺と一緒だ」

 

新聞にも掲載していただいた通り、

彼女が残したメッセージは、

私が電通の新入社員だった頃に抱えた苦悩と、

全く同じです。

 

奴隷として扱われる中で、

人としての尊厳を破壊され、

長時間労働で睡眠を奪われて、思考力まで無くし、

生きている意味をも見失ってしまう。

 

あまりに辛かったので記憶から消していた過去が、

走馬灯のように、目の前に映し出されます。

 

上司から殴られたり、蹴られたり、

灰皿や固定電話を投げつけられて罵倒されたり、、、

 

15年前の地獄のような日々が、連日、

夢に出てきては、夜中に何度も目を覚まし、

眠れなくなってしまうのです。

 

そのような日々の中で、私を襲う感情は、

「恐怖」に加え、「後悔」です。

 

4年前に退社してから、

私は、電通社内の実態と過労死問題に関し、

度々、私の記事の中で取り上げてきました。

 

「絶対に、次の犠牲を出したくない」

 

そのような思いで、社外からは窺い知れない真実を

社会に発信してきたのです。

 

しかしながら、私の力不足で、

また尊い命が失われてしまった、、、

 

そのことが、悔やんでも悔やみきれません。

 

今回の悲劇は、

彼女をパワハラやセクハラで追い込んだ

電通社内の人間だけではなく、

社会に真実を伝えきれなかった私にも、

責任があると感じています。

 

ですから、今度こそ、社会全体で問題意識を持ち、

電通だけではなく、日本を変えていくために、

行動し続けなければならない。

 

そのために、今回の新聞連載を皮切りにして、

複数のメディアで、私の声を社会に届けていきます。

 

関東、中部地方にお住まいの方は、

お近くのコンビニ等でご購入可能です。

 

是非、ご自身だけではなく、

ご家族、ご友人と一緒にご覧になって、

社会的な問題として考えていただきたいと思います。

 

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「自殺した方が悪い」という論調について

2016年10月19日

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ryo_aoi20161019

 

電通の過労自殺が、マスコミでも取り上げられ、

社会的な問題として受け止められてきました。

 

その中で、電通を糾弾する論調だけではなく、

「自殺した方が悪い」と彼女に矛先を向ける論調も

少なからず見るようになりました。

 

価値観は人それぞれですし、

私を含めた当事者ではない人間は、

憶測で発信している部分がありますから、

自分と違う意見を完全に否定するつもりはありません。

 

しかしながら、私は、

彼女を責める気には、全くなりません。

それは、私自身も、電通の新入社員であった当時、

辛くて、苦しくて、人生を投げ出そうとした過去が

現実としてあったからです。

 

私が入社したのは15年前のことですから、

電通自体も、変わっている部分があると思います。

 

しかし、彼女が残したメッセージから鑑みると、

私が新入社員であった頃の、

 

「おまえは、派遣社員以下の奴隷だ」

 

という劣悪な環境と、

さほど変わらなかったのだと感じています。

 

また、私自身も、

暴力を含めたパワハラを受けていましたが、

彼女は、パワハラだけに留まらず、

セクハラまで受けていたことが、

遺言となってしまったメッセージに残されていますから、

その点をさらに、責任追及していかなければいけません。

 

国が動いたのは長時間残業の部分だけで、

セクハラ、パワハラの証拠に対しては、

まだ何も動いていないからです。

 

東京大学を卒業し、電通に入社するという、

日本の教育のレールに素直に乗って、努力し、

辿り着いた「成功の証」に見えた会社。

 

そこで、自分を完全否定され、

女性であることも否定され、

助けを求めると性的な見返りを求められた、、、

 

どこまでの行為があったかは分かりませんが、

何かがあった事実は間違いが無いのです。

 

このような、上司という立場を使った

抵抗できない新入社員への醜い行為は、

決して許されるものではありません。

 

これを容認してしまうと、

日本国民総奴隷化に向けて、

社会が進んでしまいます。

 

「辞めれば良かったのに」

 

という論調もありますが、

すでにうつ病を発症していたと考えられる彼女が、

冷静な判断ができる訳が無いのです。

 

そうなる前に、周囲が手を差し伸べる必要があったのです。

 

日本は、大きな岐路を迎えています。

 

個人の自由を重んじる国家に向かうのか、

このまま、一部の既得権益が国民全員を

奴隷にしていく国家にしていくのか、

私達は、真剣に考えるべきです。

 

選挙での1票よりも、

大きな価値を持つ11人の発信で、

日本を、より良い社会に変えていく責務が、

残された私達にあると感じています。

 

あなたご自身の発信や、

私の記事に対するご意見、シェアなどで動いていただき、

国民全体で考える機会にしたいと願っています。

 

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当然、電通だけの問題ではありません

2016年10月10日

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ryo20161010

 

今回の電通の過労自殺は、言うまでもなく、

電通だけの問題ではありません。

 

しかしながら、今、電通を糾弾せずに、

日本を変えることができるでしょうか?

 

年間2000件を超える過労自殺の中で、

労災認定されるものは、100件も無いのです。

 

つまり、労災認定は氷山の一角で、

その裏には、労災認定されない過労自殺や、

過労自殺を含む過労死寸前の追い込まれた人達が

多数、存在しているということです。

 

そのような圧倒的少数の労災認定の過労自殺を、

25年前の悲劇に続いて招いてしまった電通の責任は、

極めて重大です。

 

私のように、苦しみながらも、

耐えて、耐えて、命を守り抜いた人間が、

今回の悲しい事件の裏に数多いるのです。

 

残された彼女のメッセージから鑑みると、

異常な長時間残業だけではなく、

パワハラやセクハラがあったことは確実です。

 

それらの犯人を、降格や減給、懲戒解雇などの

社内的な罰で留めてはいけないと考えています。

 

国が動いて、関係者を全員、

重い刑に処するべきです。

 

人を殺したのですから、

そこまでやって当然ではないでしょうか。

 

もちろん、私だって、

古巣を全否定したくはありません。

 

この人に出会えて良かったと、

心から感謝している方もいますし、

今の私の人生に不可欠だった学びもありました。

 

お世話になった皆さんの顔を思い浮かべると、

こうして電通に刃を向けることを

心苦しく感じる思いもあります。

 

しかし、私がやらなくて誰がやるという

使命感も併せ持っているからこそ、

こうして発信し続けているのです。

 

そして、私にはもう1つ、今回のことに関連して

懸念していることがあります。

 

それは、

 

ITの進歩により、大半の仕事が消える」

 

と言われる一方で、その真逆の、

恐ろしい未来が待っていることです。

 

今回の電通における過労自殺や不正請求は、

インターネット広告の管理における膨大な作業量が

大きな要因としてあります。

 

つまり、ITが進化すればするほど、

このような危険があらゆる職場で

起こる可能性が大きいということです。

 

仕事が無くなるどころか、

人間が処理しきれない量の仕事に、

人の命が奪われていく未来、、、

 

そんな未来を、誰が望むでしょうか?

 

私は、電通で起こった事件の真相に迫りながらも、

私達がITの進化と共に、5年後、10年後、

どのような働き方をしていくべきか、

それを社会全体で考えていくべきだと捉えています。

 

そのためにも、私の今後の情報発信において、

どうすれば人が幸せに生きていくことができるか、

考察を重ね続け、個人の時代を正しく、

導いていくように努力致します。

 

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「ゼロリスク幻想」が招く危険

2015年05月15日

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mama_tsubasa0515

 

日本人の多くはリスク過敏症であり、

それが国力低下に結び付いていると

感じています。

 

例えば、

医療事故へのクレームを怖れ、

有能な医師が救急医療の現場から

離れていっています。

 

モンスターペアレントに屈して、

教師が本来の教育ができなくなったり、

職を辞する方も増えています。

 

テレビ視聴者の抗議電話で

番組中止になることを避けるように

ありきたりなバラエティばかりが増えて

テレビがどんどんつまらなくなっています。

 

セクハラ、パワハラに脅え、

上司が部下をしっかりと

指導できなくなっています。

 

このような、

「リスク回避に最も注力する」という

現代の日本人の逃げ腰な姿勢が、

大企業の経営不振や倒産、

若者の就職難、うつ病の増加などの

暗いニュースに繋がっているのでは

ないでしょうか。

 

起業してからの私の耳に入るのは、

 

「そのビジネス、大丈夫なの?

 リスクは無いの?」

 

ということばかりです。

 

せっかくチャンスが目の前にあるのに、

リスクばかりに目が行ってしまい、

チャンスを掴めない方が多いのです。

 

人間は、生きているだけで、

リスクと向き合うことは避けられません。

 

それこそ、一歩外に出れば、

交通事故で亡くなるリスクがありますし、

それを恐れて家の中だけにいれば、

運動不足で病気のリスクが高まるでしょう。

 

あるリスクを避けようとすると、

別のリスクが発生してくるという

「トレードオフ」が起こり、

人生はその選択の連続なのです。

 

何を選択しても、

「ゼロリスク」は有り得ません。

 

そして、変化の激しい現代、

私達がゼロリスク幻想に囚われたままだと、

想像していなかったようなリスクに直面する

可能性が大いにあります。

 

起業のリスクに怯えて動けずにいたら、

勤めていた企業が倒産した、

というようなことは頻出するでしょう。

 

私は、今こそ、

リスクとしっかり向き合い、

ゼロリスク幻想から逃れて

果敢にチャレンジするべきだと考えています。

 

 

藤沢涼

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