■元電通マン【藤沢涼】の挑戦

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東大祝辞「努力が報われない社会」

2019年04月13日

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昨日行われた東京大学の入学式において、

同大学の上野千鶴子名誉教授が贈った祝辞が

話題になっています。

 

・東京医科大で不正入試問題が発覚し、

 女子学生と浪人生に差別があることが判明した

 

・東京大学入学者の女性比率が長期にわたって

 「2割の壁」を越えない(今年度は18.1%)

 

・東大生の合コンにおいて、

 男子学生は東大生であることに誇りが持てるのに、

 女子学生は答えに躊躇する

 

などを受けて、

 

「男性の価値と成績のよさは一致しているのに、

 女性の価値と成績のよさとのあいだには、

 ねじれがある」

 

と、問題提起されています。

 

私が、息子と娘を育てる中で、

息子の方が優れていると感じるのは、

身体の物理的な機能(筋力・持久力)くらいで、

言葉の発達や、様々な物事の理解力をはじめ、

娘の方が、全体的に能力が高いと感じています。

 

他の家庭でも、男女を育てる親御さんから、

同じようなご意見を多く聞きますし、

息子の幼稚園で教わった児童学でも、

女性の方があらゆる点で優れていることが

科学的にも証明されていると学びました。

 

上野氏の、女性を擁護し、

男性を糾弾するような言葉に、

「逆差別だ」という反論もありますが、私は、

ジェンダー研究(女性学)の第一人者である

彼女の主張をしっかり受け止め、

社会で議論すべきだと感じています。

 

また、彼女が最も伝えたいのは、

性差を超えて、

 

・がんばっても報われないひと、

 がんばろうにもがんばれないひと、

 がんばりすぎて心と体をこわしたひとたちがいる

 

というメッセージだと捉えています。

 

そして私は、この言葉から、

東大を出て、電通に入った後輩の

高橋まつりさんのことを考えずにはいられません。

 

あのような悲劇を起こさないために、

社会にある理不尽さを伝えつつ、

そんな社会を変えていくための方法を

みんなで考えるべきだと思います。

 

「あなたたちのがんばりを、

 どうぞ自分が勝ち抜くためだけに

 使わないでください。

 

 恵まれた環境と恵まれた能力とを、

 恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、

 そういうひとびとを助けるために使ってください。

 

 そして強がらず、自分の弱さを認め、

 支え合って生きてください」

 

万人がこのような意識を持って生きれば、

社会にある不平等はきっと、是正されていきますね。

 

大学生の時だけではなく、

卒業してからも、生きている間ずっと、

 

「すでにある知を身につけることではなく、

 これまで誰も見たことのない知を生み出すための

 知を身に付ける」

 

努力を続けて、社会の中を強く、

生き抜いていかなければならないと、

背中を強く押していただいたように感じ、

心から感謝しています。

 

追伸;

 

仲良し「兄妹」と、仲良し「夫婦」で、

写真をたくさん撮り合いました^^

 

 

 

こうして、男女で支え合いながら、家庭の中でも、

「性差」を含めた社会の様々なことをテーマに、

議論を重ねていきたいと思います。

 

 

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「遊び」を通して、子どもは「楽習」する

2018年11月20日

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NHK「お母さんといっしょ」の番組開発や、

「しまじろうパペット」の開発などを手掛け、

「発達心理学の第一人者」と称される、

内田伸子先生の講演を拝聴しました。

 

1年半前にお話をお聴きして、感銘を受けてから、

本日の講演がとても楽しみだったのですが、

今回は、前回よりさらに深く、濃い内容でした。

 

詳しくは、内田先生の最新のご著書

 

『子どもの見ている世界

 ~誕生から6歳までの「子育て・親育ち」』

 

をご覧いただきたいのですが、

私が最も感動した育児のあり方の要点を

以下にまとめます。

 

・親は、子どもに寄り添いつつ、

 深く強い信頼関係を土台にした

 「安全基地」であるべき

 

・他児とは決して比べない。

 その子自身の進歩を認めてあげた上で、

 「褒める」「励ます」「(視野を)拡げる」

 の「3H」を意識すること

 

・親は、子どもの「生き字引」ではない。

 余すところなく、定義や解説、回答を与えないこと

 

・裁判官のように判決をくだしてはいけない。

 禁止や命令ではなく、「提案」をすること

 

・何かを強制してはいけない。

 子どもの「楽しい」を共有して、

 その「遊び」を通して、「楽習」してもらうべき

 

・子ども自身が考え、判断する余地を必ず与えること

 

・以上により、子どもの「自律的思考力」を鍛え、

 「創造的想像力」を育むことが、

 幼児を育てる親の責務であると認識すること

 

昨年のメモを改めて復習すると、

すでに学んでいたことも含まれていたのですが、

まだまだ、意識が足りなかったと反省しました。

 

内田先生が名誉教授を務めるお茶の水女子大学では、

戸籍上男性でも、女性だと自認しているならば、

学生として受け入れる、という方針を

明らかにしたばかりです。

 

実は、LGBTになる経緯に、

子どもが胎児の時の外的要因が大きく関わっていると

研究でどんどん明らかになっているそうです。

 

そして、いずれにしても、LGBTは「個性」であり、

多様性を認め合う社会の中では、排除してはならず、

そういう姿勢を国立女子大として初めて、

日本に発信できたことに

安堵の表情を浮かべていらっしゃいました。

 

(名古屋大学や早稲田大学はもっと進んでいて、

 とても遅れてしまった、ともおっしゃっていました)

 

このような、育児の分野の大先生から、

直接学ばせていただくという

素晴らしい機会を創り続けてくださる

息子の幼稚園の園長先生には、心から、感謝しています。

 

追伸;

 

購入させていただいた本に、

内田先生がサインとメッセージをくださいました!

 

 

 

温かいお言葉を、ありがとうございます!!

 

 

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厚労省主催「過労死シンポジウム」レポート

2016年11月09日

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電通の過労自殺問題を受け、日本社会全体で

「過労死」問題への対策が求められている中、

厚生労働省が主催している

「過労死等防止対策推進シンポジウム」

を拝聴するため、内幸町イイノホールに来ました。

 

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私は、高橋まつりさんの過労自殺を知り、

彼女が残した言葉を見てから、

今回の悲劇を他人事と思えません。

 

彼女が抱えた苦悩は、

私自身が電通の新入社員であった頃の苦悩と

完全に重なります。

 

だからこそ、

言葉を発することができなくなった彼女の代わりに、

私が、社会に声をあげ続けて、私にできることを

続けていきたいと考えております。

 

そして、電通を大きく変えて、

日本社会をも変えていくのが、私の使命だと捉えています。

 

その一環として、

亡くなった高橋さんのお母様が登壇される

本日のシンポジウムには、

高い意識を持って臨みましたので、

登壇された皆様がお話された内容を

レポートさせていただきます。

 

厚労省 塩崎恭久 大臣

 

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 過労死が国際語「Karoshi」となることは

 誠に不名誉なことであり、国も是正に向けて

 真剣に取り組んでいる。

 

 働き過ぎによって心身の健康を損なう、

 死に追い込まれることは

 決してあるべきではないことであり、

 ご遺族にとっては計り知れない悲しみがある。

 

 厚労省は、過労死をゼロにし、健康で充実して

 働くことに喜びを持てる社会にしていくために

 数々の協力機関と共に努力していく。

 

超党派の衆議院議員

 (馳浩氏、泉健太氏、高橋千鶴子氏を代表し、馳氏)

 

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 現場の状況をつぶさにチェックして、

 36協定の検証を繰り返していく。

 

 「これだけやって当たり前だ。

  俺が若い頃はもっと働いていた。」

 

 という時代ではない。

 

 超党派で、力を合わせて、進めていく。

 

厚労省 村山誠課長

 

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 日本の労働時間が減っていると言われるが、

 非正規の社員が増えているだけだ。

 

 日本社会全体で過重労働問題が続いているのは

 全く変わらない。

 

 

過労死防止全国センター共同代表 川人博弁護士

 

 高橋まつりさんの死因は、以下の3つだ。

 

 1.長時間・深夜・休日労働による極度の過労と睡眠障害

 

 2.上司による人格を否定するハラスメント(パワハラ)

 

 3.会社全体として労務管理が正しくされていない

 

 業務量過多・人員不足の中で、

 一方では過労死が発生し、他方では、

 不正(課題請求や粉飾決算)が発生している。

 

 「働く者の健康なくしては、

  健全な経営は成立しない。」

 

 

北里大学医学部公衆衛生学 教授 堤明純 先生

 

 労働者の自殺は、以前は50代が多かったが、

 最近は低年齢化している。

 

 「気分障害」(うつ病等含む)は、

 日本ですでに100万人以上。

 

 自殺の裏には「うつ病」があり、

 その状況でも医療機関を訪れていないことは

 大変な問題である。

 

 セルフケアの支援が必要なので、

 労使でのストレスチェックの徹底が大切である。

 

金沢大学 名誉教授 伍賀一道 先生

 

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 過労自殺(精神障害)は、この10年で7倍以上、

 労災認定を断念しているご遺族も多いので、

 実際はもっと増えているだろう。

 

 長時間労働が多い業界は、飲食、医療、美容など。

 これらの業界は、睡眠時間が奪われ、過労死が多い。

 

 ただ、労働時間統計だけでは見えないものがある。

 

 パワハラや、顧客からの無理難題など、

 労働の量的側面に加え、質的側面を考えるべきだ。

 

 裁量労働制の労働現場の方が、

 圧倒的に労働時間が長くなる傾向がある。

 

 ホワイトカラーエグゼンプションの法案が通ると、

 労働者はさらに苦しむことになる。

 

 

仙台東北希望の会代表 前川珠子氏

 

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 13歳の男の子と私を残して、

 准教授であった夫が自死した。

 

 東日本大震災で被災し、ほぼ、1人で復旧に努力、

 ようやく研究再開の目処が立ったところで、

 解雇命令があり、1週間後、爆発するように、

 自ら命を絶った。

 

 「仕事が多過ぎるんだ、、、」

 

 仕事が命の人だった。

 

 彼から愛する仕事が奪われた状態を

 想像することはできなかった。

 

 でも、死んでしまいたいほど辛いと知っていたら、、、

 

 私達の家族は無駄死にでは無く、

 働くことの意味を、日本に問うている。

 

 それを受け止めるのが、

 日本に残されたすべての人の責任だ。

 

 突然、仕事で家族の命を失った人のことを

 想像してみて欲しい。

 

 それは突然、誰の身にも起こる可能性がある。

 

 過労死遺族として、誰もが幸せに働ける社会を、

 日本に残していきたい、みんなで。

 

 

高橋幸美氏(電通で過労自殺したまつりさんの母)

 

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 最愛の娘・まつりが、会社の寮から投身して、

 命を絶った。

 

「日本のトップ企業で国を動かすような仕事をして、

 社会に貢献したい」

 

「私の班が優勝したんだよ!

 憧れのクリエイターさんに褒められたことを励みに、

 これからも、頑張るよ!」

 

 娘は、笑顔で夢を語っていた。

 

 しかし、しばらくすると、、、

 

「こんなに辛いとは思わなかった。

 今週、10時間しか寝てない。

 これからの道は自分で決めるから、

 お母さんは口出ししないでね。」

 

25年前の電通の過労自殺。

 私、こうなってしまいそう。。。」

 

 と語るようになった。私は、

 

「死んじゃダメ、会社辞めて!」

 

 と伝えたが、その気持ちは届かなかった。

 

「年末には実家に帰るから一緒に過ごそうね。」

 

 そう約束してくれていたのに、クリスマスの朝、

 

「人生も仕事も全てが辛いです。

 お母さん、自分を責めないでね。」

 

 とメールを残して、娘は命を絶った。

 

 社員の命を犠牲にして、

 売り上げを上げていく企業が

 本当に日本のトップ企業か?

 

 命より、大切な仕事は無い。

 

 娘の死は、フィクションではない。

 

 現実に起こったことだ。

 

 娘の弾けるような笑顔も、永久に奪われた。

 

 結婚して、子供が生まれ、続くはずだった未来は、

 突然、失われてしまった。

 

 大切な娘は、二度と、生きて戻ってくることはない。

 

 そして今、この瞬間にも、

 同じことが起きているかもしれない。

 

 娘のように、苦しんでいる人がいるかもしれない。

 

 経営者は、大切な人の命を預かっていることを認識して、

 根本から、パワハラを許さない企業風土と、

 残業隠しや業務のあり方を改善して欲しい。

 

 政府にも、国民の命を犠牲にした経済成長第一主義ではなく、

 国民の命を大切にする日本に変えてくれることを

 心から願っている。

 

全国過労死を考える家族の会代表 寺西笑子氏

 

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 これまで、四半世紀以上活動してきたが、

 労働基準法が守られていれば、

 ほとんどの過労死は防げたと考えている。

 

 長時間労働が当たり前、残業が当たり前、

 定時で帰れるのは有り得ない、、、

 そんな日本人の働き方は、「異常」だ。

 

 今日登壇していただいた皆さん、

 そして、参加してくださった皆さんと力を合わせ、

 過労死の無い社会を目指し、一緒に歩んでいきたい。

 

高橋幸美さんがお話された時、私の瞳からは涙が溢れ、

メモを取っていたパソコンが見えなくなりました。

 

このような悲劇は、二度と、繰り返してはならない。

 

そのために、私も力強く、発信していきます。

 

そして、もっともっと、「心」を大切にするために、

「エニアグラム心理学」の普及活動にも力を入れます。

 

11/23(水・祝)、渋谷Hikarieでお待ちしていますね。

 

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30名様の定員を超えるお申し込みをいただき、

 40名様に拡大させていただきました。

 

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