元電通マンの告白4~クライアントファースト~
※藤沢涼は今何位??
社長ブログランキングへ
「クライアントファースト」。
電通では、
頻繁に交わされる言葉です。
私がこの言葉の真意を
現場で覚えたのは、
入社2年目の時でした。
幸運にも、
大手クライアントの営業担当に
異動になった私は、
当時の上司に
営業マンとして成功する為の
具体的なアドバイスを
求めました。
その際、
上司から言われた一言。
「良いか?とにかく、
クライアントファーストだ。
それだけ意識して、
我武者羅に取り組むことだ。」
「後は俺の背中を見て覚えろ」、
というタイプの上司でした。
私にとっては、
強烈な印象があり、
心から感謝している方です。
この、
「クライアントファースト」。
当時、この言葉の真意は、
掴めていませんでした。
「お客さまのためにベストを尽くす」
「お客さまのことを第一に考える」
これを表面的に捉え、
「クライアントの言う通りにする」
という認識でいました。
しかし、上司は違ったのです。
例えば、新しい企画を進める際、
それが真にクライアントの為に
なるか否かと言う判断基準で、
もし少しでも違うと思ったら、
ケンカになってでも戦うのです。
ケンカになり過ぎて、
クライアントに煙たがられ、
出入り禁止になることさえ
ありました。
それ位、摩擦を怖れない。
そこまですると、
「それだけ、
本気で考えてくれている」
という熱が伝わります。
そうして、絶対に欠かせない存在に
なっていくのです。
ただ表面的に、
良い相談相手になってはダメ。
時にはケンカになる位、
クライアントのことを考える。
この時に覚えた、
「クライアントファースト」。
これが、
私のビジネスの礎になっています。
藤沢涼
Comments
Powered by Facebook Comments