■元電通マン【藤沢涼】の挑戦

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「バスと赤ちゃん」から感じたこと

2013年03月22日

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翼20130320_2

翼が成長して、
バスや電車などの
交通機関を使うことが
増えてきました。

公共の交通機関では、

「赤ちゃんが泣いて
周りに迷惑を
掛けないだろうか?」

と考えてしまいます。

実際に、そのような理由で、
外出を控えたり、
経済的な負担が大きいのに
タクシーを選ばざるを得ない
ご家庭もあると聞きます。

しかし、これは
本当に正しい姿でしょうか?

あるイスラムの国では、
長距離バスに乳飲み子がいると、
他の乗客が代わる代わる愛おしそうに、
赤ちゃんのお守りをするそうです。

私は、これこそが人間らしい
助け合いだと思っています。

交通機関に乗り込む時、
親の緊張は子供にも伝わるもの。

それを感じて、
子供もいつも以上に
泣いてしまうこともあるでしょう。

もちろん、我が物顔で
周りを意識しない親に
なるつもりはありませんが、
本来あるべき思いやりの心を
日本は(特に東京は)
失っていると感じています。

このテーマを考えるにあたり、
テレビで公開され
Twitter等で話題になったお話を
引用させて頂きます。

——

「バスと赤ちゃん」

東京にいた今から16年程前の
12月も半ば過ぎたころの話です。

私は体調を壊し、週二回、
中野坂上の病院に通院していました。

その日は今にも雪が降り出しそうな空で、
とても寒い日でした。
昼近くになって、病院の診察を終え、
バス停からいつものようにバスに乗りました。

バスは座る席はなく、
私は前方の乗降口の反対側に立っていました。
社内は暖房が効いていて、
外の寒さを忘れるほどでした。

まもなくバスは東京医科大学前に着き、
そこでは多分病院からの帰りでしょう、
どっと多くの人が乗り
あっという間に満員になってしまいました。

立ち並ぶ人の熱気と暖房とで
先ほどの心地良さは
一度になくなってしまいました。

バスが静かに走り出したとき、
後方から赤ちゃんの
火のついたような泣き声が聞こえました。

私には見えませんでしたが、
ギュウギュウ詰めのバスと
人の熱気と暖房とで、
小さな赤ちゃんにとっては苦しく
泣く以外方法がなかったのだと思えました。

泣き叫ぶ赤ちゃんを乗せて、
バスは新宿に向い走っていました。

バスが次のバス停に着いた時、
何人かが降り始めました。

最後の人が降りる時、
後方から、

「待ってください 降ります」

と、若い女の人の声が聞こえました。

その人は立っている人の間を
かきわけるように前の方に進んできます。

その時、私は、子どもの泣き声が
だんだん近づいて来ることで
泣いた赤ちゃんを抱いている
お母さんだな、とわかりました。

そのお母さんが運転手さんの横まで行き、
お金を払おうとしますと
運転手さんは

「目的地はどこまでですか?」

と聞いています。

その女性は気の毒そうに小さな声で

「新宿駅まで行きたいのですが、
子どもが泣くので、ここで降ります」

と答えました。

すると運転手さんは

「ここから新宿駅まで歩いてゆくのは大変です。
目的地まで乗っていってください」

と、その女性に話しました。

そして急にマイクのスイッチを入れたかと思うと

「皆さん!この若いお母さんは新宿まで行くのですが
赤ちゃんが泣いて、皆さんにご迷惑がかかるので、
ここで降りるといっています。

子どもは小さい時は泣きます。
赤ちゃんは泣くのが仕事です。
どうぞ皆さん、少しの時間、
赤ちゃんとお母さんを一緒に乗せて行って下さい。」

と、言いました。

私はどうしていいかわからず、
多分皆もそうだったと思います。

ほんの数秒が過ぎた時、
一人の拍手につられて
バスの乗客全員の拍手が返事となったのです。

若いお母さんは
何度も何度も頭を下げていました。

今でもこの光景を思い出しますと、
目頭が熱くなり、ジーンときます。

私のとても大切な、心にしみる思い出です。

——

この運転手さんの配慮は、
とても素晴らしいと思います。

でも、その前に、
「泣いてしまったら降りなければいけない」
というお母さんの後ろめたい気持ちを、
周りが感じさせない社会作りが
大切だと思うのです。

もし、少しでも共感して下さったら、
いつか電車やバスで、
赤ちゃんを見掛けた時、
笑顔で笑い掛けてあげて下さい。

席を譲って、
座らせてあげて下さい。

人間本来の、
相手を慮る心。

取り戻していきたいです。

 

藤沢涼


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