良樹細根、大樹深根
※藤沢涼は今何位？？
松下幸之助氏や稲盛和夫氏の著書には、
「私利私欲を無くせ」という言葉が
頻出しますよね。
この言葉に異論を唱える方は多いです。
何故なら、彼らは長者番付の常連でもある
大金持ちだからです。
私も、そこに違和感を持ち、
一時期、彼らの著書から
離れたことがありました。
しかし、今現在は、
私の方が間違っていたことに
気が付いています。
「良樹細根、大樹深根」
細かく根が張っている木は
枝葉も良く茂る木になりますね。
そして、根が深くまで張っている木は
その分、大きな木になります。
人間も、木と全く同じです。
「正しい生き方、正しい考え方」
という細かく深い根を張っている人は、
やがてたくさんの枝葉が茂る木になります。
しかしながら、立派な枝葉を持つ人が
必ず深く細かい根を持っているかというと、
それは違います。
運が良く、肥沃な土地に育ったり、
天候に恵まれることによって
根は張っていないのに
枝葉が生い茂る木も時々あります。
人間で言うと、
一時的に著名になったり、
短期間で大金を稼ぐような人もいるのです。
ところが、
彼らは根がしっかりしていないので、
ちょっと風が吹いたり、
誰かに引っ張られただけで、
あっという間に倒木となります。
現在、私はおかげさまで
高い評価を頂くことが増え、
収入もどんどん増えています。
ですから、外からご覧になって、
「立派な枝葉」だと
感じて下さっている方も
多いかもしれません。
しかし、私自身は、
まだまだ、根が張れていないと
考えています。
枝葉だけが大きくては、
いつ倒れるか分かりません。
だからこそ、
細かく、深い根を持つように
努力をしています。
そのために意識すべきことは、
「お金を追わず、仕事を追う」
ということです。
少し成果が出たからと、
サービスの質を下げたり、
手にしたお金に翻弄されていては、
あっという間に倒れてしまいます。
松下幸之助氏や稲盛和夫氏は、
お金を追わず、いつまでも、
お客様のために良い商品を創り、
サービスを提供することを志したからこそ、
根がしっかりとして、枝葉も更に大きく、
強くなったのでしょう。
もし、その過程で、
お金だけを追って根を張らなかったら、
必ず、倒れてしまっていたはずです。
私は、このような考えこそが、
人としての原理原則だと考えています。
「古い」とバカにする方も
いらっしゃると思いますが、
現に、お金を追った人は次々と
倒れていっているじゃないですか…。
ですから、
私は、少し大きくなった枝葉に満足せず、
その何倍もの深さと細かさを持った根を張れるよう、
「良い仕事」を追い続けたいのです。
「良樹細根、大樹深根」
あなたも、心に刻んでおいて下さいね。
藤沢涼
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