■元電通マン【藤沢涼】の挑戦

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「愛情」とは、「関係を断たぬこと」

2016年03月16日

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ryo_tsubasa0316

 

12年の会社員人生で、私は複数の「異動」を

経験してきました。

 

そしてその度に、マネージャーにあたる

部長職の「心」の違いを感じて来ました。

 

A部長は、当時の部署で私を修行させ続けるべきか、

異動先の部署で新たなスキルを磨くべきか、

私の人生を思慮し続けてくださいました。

 

B部長は、私を失う損失と、

新たな社員の貢献度を天秤に掛けて判断し、

部員をまるで駒のように捉えていました。

 

マネージャーには、

様々な意志決定事項が山積していますから、

B部長のような対応も致し方無いと思います。

 

しかしながら、私自身は、

B部長のような人間にはなりたくありません。

 

A部長のようでありたいと思います。

 

会社員当時のことを回想しても、

B部長のことはほとんど思い出せませんが、

A部長が激辛カレーで滝のような汗を流す姿や

顔をシワだらけにして大声で笑っている姿を、

今でもハッキリと思い出します。

 

それは、ただ、人として好きか嫌いかではなく、

「心が繋がっている」からだと思います。

 

私が異動すべきかどうかは、

「答えの無い問い」です。

 

その問いに向き合い続けることには、

高い精神のエネルギーが必要とされます。

 

ですから、多くのマネージャーは、

早々に割り切ってしまい、合理的に判断します。

 

しかし、その問いから逃げることなく、

考え続け、腹を決めてくれる姿にこそ、

私は人としての器の大きさ、

そして、「愛情」を感じます。

 

「愛情とは、関係を断たぬことである。」

 

というのは、

臨床倫理学者の河合隼雄氏の言葉ですが、

まさにその通りだと思うのです。

 

A部長は、異動で別れる時、

 

「お前を手放すのは本当に悔しいよ。

 でも、お前は次の部署でも大活躍すると確信している。

 それは、俺の誇りでもある。

 もし、辛い時があったら、いつでも飲みに行こうな。」

 

と言ってくれました。

 

距離は離れても、心の中では関係を断たない。

 

相手のことを「想い続ける力」を

私に与えてくれたA部長に感謝し、

まだまだ足りない人間力を磨き続けたいと思います。

 

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藤沢涼

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