■元電通マン【藤沢涼】の挑戦

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17分に1人、前立腺ガンで命を落としています。

2014年08月17日

※藤沢涼は今何位??

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mizuasobi_mama0817

 

「手術の失敗率は、28%です。」

「手術の成功率は、72%です。」

 

全く同じことを言っていますが、

印象が違いますよね。

 

あなたは、どちらの説明の方が

この手術を受ける気になるでしょうか?

 

これは、

「フレーム効果」と言われる、

情報バイアスの一種です。

 

手術を「成功率」で示すと、

意識に「成功のフレーム」がはめられて、

失敗のリスクが見え辛くなります。

 

逆に、「失敗率」で示すと、

「失敗のフレーム」がはめられて、

成功の可能性が見え辛くなるのです。

 

つまり、

冒頭の文例だと、

後者の「成功率が72%」の方が、

手術に対してより前向きに

なりやすいということですね。

 

数字やデータは客観的で、

中立的なものだと考えがちです。

 

しかし、

その伝え方次第で、

相手の意思決定や感情が

大きく変わるのです。

 

例えば、

あなたがコンビニの店長だとして、

バイトの面接を受けに来た方が、

 

「私は週に5日、働きたいです!」

 

と言う場合と、

 

「私は週に2日、休みたいです!」

 

と言う場合、どちらを

採用したくなりますか?

 

いずれも

同じことを言っていますが、

きっと、前者ですよね。

 

あるいは、夫が妻に、

 

「週に2日は、皿洗いするね!」

 

と言うのと、

 

「週に5日は、皿洗いしてね!」

 

と言うのでは、

明らかに、

前者の方が喜ばれますよね。

 

このように、

フレーム効果を意識して使えば、

届けるメッセージが変わるのです。

 

米国では、

こんなキャンペーンがありました。

 

「17分に1人、

 男性が前立腺ガンで

 命を落とします。」

 

米国では、毎年、3万人以上が

前立腺ガンで亡くなるのですが、

これを「年単位」ではなく「分単位」の

フレームにすることで、

読み手の心理を更に刺激しますね。

 

日常のコミュニケーションや

情報発信・受信において、

この「フレーム効果」を

意識してみて下さい。

 

そうして、

より効果的に

メッセージを届けたり、

相手の意図をしっかりと

読み取るようにしたいですね。

 

 

藤沢涼

 

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