元電通マンの告白17~無理難題こそが飛躍のチャンス~
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「そんな無茶な・・・」
と感じてしまう要求、
ありませんか?
上司やお得意先から。
ご主人や奥様、恋人から。
ご両親やご兄弟から。
先輩・後輩や友人から。
自分に関わるあらゆる人から、
「さすがにそれは無理・・・」
という「無理難題」が
押し付けられた経験、
きっと何度かあると思います。
そんな時に、
「それは無理。実現不可能です。」
と言ってしまうのは簡単です。
しかし、どうせ無理かもしれないけど、
「やるだけやってみよう!」
と試行錯誤することに、
大きな飛躍のチャンスがあります。
私が電通で松下電器さんを
担当させて頂いていた頃、
トヨタさんと松下電器さんの関係が
とても良い理由を先輩に聞いて、
教えてもらったエピソードがあります。
1950年代に、
トヨタから松下電器に
「カーラジオ」の発注がありました。
当時の技術では、
全く実現不可能な
「サイズ」、「予算」、「納期」で
依頼されたのです。
開発者は、
「これはトヨタからの無理難題だ」
と、開発を途中で諦めたそうです。
しかし、それを聞いた
松下幸之助さんは、
「君は良く頑張ってくれている。
ただ、これまでの延長線上で考えたら、
いつまでも実現できないだろう。
ゼロから作り直すつもりで、
もう一度頑張ってくれないか?」
とアドバイスしました。
そこで、開発者は
すべてをゼロからやり直し、
トヨタの希望するカーラジオの製品化を
実現することが出来たのです。
そして・・・。
松下幸之助さんは、
トヨタを訪問して、
「素晴らしいチャンスを頂き、
本当にありがとうございました。」
とおっしゃったそうです。
これを機に、
トヨタと松下は良好な関係を
構築していったということです。
無茶な要求に腹を立てたり、
初めから諦めたりするのは、簡単です。
でも、どうせ無茶なのだから、
ダメで元々というスタンスで、
試行錯誤を楽しむように
「挑戦」する方が良いですよね。
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藤沢涼
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