数字の「悪用」に騙されないように!
※激戦の社長ランキングの中で、
藤沢涼が、光栄なことに、◯位です!!
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社会には数字の「悪用」で誤った印象を与え、
導きたい方向に誘導しているものが散見されます。
特に、テレビ番組などにおいては日常茶飯事で、
「あるある大辞典」の捏造事件の頃から
若干改善してはいるものの、油断は禁物です。
例えば、番組が独自に行った
極少数の方が対象のアンケートを
「日本人の声」として堂々と紹介しているものなど、
まだまだ、私達の「疑う力」が
必要とされるものが多くあります。
また、街の中にも、罠がたくさんあります。
その1つが、LEDのPR広告で謳われた「普及率70%」。
約5年前の当時、とても話題になりましたが、
この数字は「金額」ベースで算出されたものでした。
LED電球の価格は、白熱電球の30倍程度でしたので、
金額をベースとすると数字のマジックが起こり、
「普及率70%」ということになるのです。
しかしながら、一般的に使われている
「数量」をベースにすれば、25%です。
LEDを売りたい人は、
「すでに70%も普及しているんだ。
出遅れないように、うちもLEDに替えなければ!」
という心理に誘導したいのです。
だからこそ、一般的ではない「金額ベース」を使い、
数字のトリックで人を動かそうとしたのですね。
このような、「嘘」ではないけれども、
「意図」された数字というのは、
世の中にたくさんあります。
その首謀者は、個人や企業はもちろん、
国であっても、例外ではありません。
広く知られるのが、農林水産省が発表している
「食料自給率」で、それが40%というのは、
「カロリーベース」で算出されたものです。
「日本の食は危ない」という
キャンペーンに頻繁に使われてきましたが、
実は、生産額ベースで計算すると、70%あります。
日本産のものを食べて欲しい立場にある人は、
カロリーベースの数字を声高に喧伝するのです。
また、日本の借金が1人あたり830万円というのも、
増税したい財務省の罠です。
借金しているのは政府であり、
私達は1人あたり830万円のお金を
日本政府に貸している立場にあります。
いつまでも、このようなおかしな表現が
是正されないのが奇妙ですが、ここは前向きに、
私達の思考力を育んでくれていると捉えましょう。
何も考えずに受け取ると、
誰かの思う壺にはまります。
数字は力が強いからこそ、その「使い方」、
そして「使われ方」には、十分に注意したいですね。
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藤沢涼
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Comments
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by 竹澤
とても恐ろしいことですね!嘘はついてないって言われたらそれまでですが…やはりしっかりと内容を把握することが大切ですね!
21 9月, 2016 12:50 PM